ある所にシンデレラと意地悪な義姉の黒薔薇がいました。
シンデレラは黒薔薇に苛められていました。
しかし、実際違ったのです。
黒薔薇は素直に慣れない性格の所為でシンデレラや周りの人に誤解されて居ました。
それを助けてくれた人が現れました。
彼は黒薔薇が優しい心の持ち主であることに気付き黒薔薇にいくつかの知恵を与えました。
それを実行した黒薔薇は見事にシンデレラと仲直りし笑顔を見せました。
しかし、その後黒薔薇はこの国の王子様に求婚されてしまいます。
黒薔薇を助けてれた彼は何も言わずに去ってしまいます。
悲しくなった黒薔薇が泣いているとシンデレラを助けた魔法使いが黒薔薇の前に現れ真実の鏡を渡しました。
そこに映ったのは彼と共に笑い合う黒薔薇の姿。
魔法使いは後は黒薔薇に任せて消えてしまいます。
そして当日。
黒薔薇は王子様に自分が今誰と一緒に居たいのかを伝えます。
しかし、その必要はなかったのです。
なぜなら王子様は黒薔薇の思い人だったからです。
王子として求婚して来た彼に黒薔薇は今度は返事を返しました。
え、その後二人はどうなったか?
では少しだけ続きを見せましょう。
ある城の庭で二人の男女が椅子に座りながら話していた。
そこには二人しか入れない世界が広がっている。
「え、じゃあ風の吟遊詩人って貴方なの?」
「まあな。家出のついでに作ってみたら以外に売れてな」
「じゃあアジーマさんが言ってた縁って・・・」
「何の話だよ」
「え、いいえ。何でもないわ」
「何だよ、教えろよ」
そう言って近づいてくるリューク。
その顔はクレアの顔と数センチ程しか離れて居ない。
クレアが顔を真っ赤にする。
それに気付いてかリュークは意地悪な笑みを浮かべながらも近づいてくる。
クレアはその行為に赤くなりながらも静かに目を閉じた。
はい、ここまでです。
これ以上は見せられませんよ。
どうでしたか、今回の話は?
え、この二人の続き?
そうですね、この続きを知っているのは二人か、魔法使いぐらいですね。
では最後は御伽噺らしく終わりましょうか。
その後、二人は幸せにくらしました。
***END***